6月19日
お父さんへ
彼との付き合いを反対され「もう、親子じゃない」と言われ、顔も会わせる事無く、親子としてのブランクが4年。
やっと和解したと思ったら、私は転勤で沖縄を離れてしまったね。
毎日沖縄の家族を想い、とても寂しいけれど、私が数年海外で生活しているのはきっと理由があるんだと思うの。
家族の大切さを認識し、お互いの気持ちをもっと素直に表現する練習をするため...
お父さんは口下手でシャイ、私もおしゃべりなのにお父さんとの会話だけは何故か得意じゃなく、仲良く会話できない親子だけど、これはずーーっと伝えなければいけないと想っていた事。
「私の結婚式に来てくれてありがとう、いつも支えてくれてありがとう。」
結婚式の最後に、お父さんが立ち上がってスピーチを申し出た時は、夢を見ている気分だった
「娘の幸せを願うからこそ、前に進む事が出来なかったけど、こんなにたくさんの人が娘らを応援してあげてる様子を見て、安心してます。
色々ありましたが、今後は手を広げて、家族として彼らを迎えてやりたいです。
本来ならば親が開いてあげるべき式でしたが、恥ずかしながら堂々と祝福を掲げる事が出来ませんでした。
皆様、応援とご出席本当にどうもありがとうございました。
親として願うのは、だた娘の幸せだけです。
今後も娘達をどうかよろしくお願いします。」
絶対に出席しない、そんな気分になれないと言ってたのにね。
恐ろしく頑固なお父さんが、大勢の人の前で、涙をこらえて、私の目を見ず話す姿今でも鮮明に覚えているよ。
お父さんのくれたこの言葉は、私が生きてきた中で一番の贈り物。
わがままばかりで、反発していて、気がつくのが遅かったけど...
お父さんは男の中の男だね。
出来るだけ早く帰るからね
帰ったらたくさん親子としての時間を埋めようね
孫を抱く日を楽しみに、体を大切に、お母さんと仲良く過ごしててね
伝えきれないほどの感謝と愛をこめて Happy Father's Day !